EV Conversion

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EV86コンバート製作


その9

97-8-4 配線完了して試験

一通り作業が終わって、どう変わったか同じAE86を並べて比べっこ。
印象は、電気になると、とにかくボンネットの中はスカスカ。 ほかのEVではコントローラもボンネット内に収めることが多いですが、 この車はコントローラが車室内なので、低い位置にモーターがあるだけ。 これこそ理想の低重心!
こちらが、通称「86小僧」君のレビン。
かなり、手間もお金も「根性」もかけてチューンをしてあります。
そして、こちらが電気のトレノ。
ブレーキブースタ用の負圧ポンプもついてます。 スロットルは、もともとエンジンで使っていたスロットルセンサーを 流用して、タワーバーに吊り下げてあります。
ずいぶん変わってしまった。
駆動輪をジャッキアップしてテストです。
緊張の瞬間です。
しかし、何かがおかしい。 スロットルを戻すと、逆にフルスロットルになってしまうのです。 つなぎ方がまずいのか...何が原因なのか分からない。
うれしいことに、モーターは回るのだけど、回りすぎ。 スロットル開けた分だけ回ってくれればいいのだけど、戻した瞬間に 唸り声をあげてフル回転。
フルスロットルでタイヤを空転させる時の音は、それは恐ろしい音。 「このまま鈴鹿には間に合わないのか?」という悪い予感が皆の頭をよぎる。 全く原因不明で手に負えないため、丁度会議で来る予定のあったモーターメーカー の人に来てみてもらうことになりました。
そんなことをしている間に、どうもモーターから変な音がする。 低負荷で何回もフル回転してしまったから、もしかして壊してしまったのか... という悪い予感がまたも頭をよぎる。
暗くなってから、またモーターを降ろして音の原因を探る。
原因は、モーターの軸取りつけていたカラーでした。 クラッチの力で、「パワーロック」がずれないように予防的な処置で 取りつけていた部品なので、取り外してこちらは問題解決。
しかし、フル回転の問題があって不安な夜には違いない。

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HTML by Shiro Matsugara