平成10年度第1回P−スタート経過報告書


議事

  1. 事務局案内
    事務局より、本年度がP-スタート最終年であり、成果をまとめる必要があるとの 説明があった。成果の報告について、学会での発表、単行本の発刊、インター ネットホームページ作成等あるが、当面来年度開催される低公害車フェアー (平成11年5月開催予定)で発表することで作業を進めることになった。 P-スタートの全体会議の開催回数は、昨年同様6回/年とする。

  2. グループ討議
    1. メンバー紹介
      新メンバー2名(大島さん、五十棲さん)が参加したため、各自自己紹介を 行った。
    2. 今後の活動について
       最終年度の成果として、模型等で発表したいとの意見があり、討議の結果、 次のステップで作業(予算約50〜60万円)を進めることになった。また、 地区内での小グループの集まり、及び電子メールを積極的に活用することに なった。
       また、会社設立を目的として意見交換を行ってきたが、バーチャルカンパ ニーなどの発想もあり、どんな会社をイメージしているかを提案することに なった。
       ボギー輪の技術的な検討は、専門技術者(メーカー等)に依頼することにな り、実用車グループでは今後行わないことになった。  一充電走行距離及び充電時間問題ではないかとの意見があったが、今回は新 技術が開発され、これらの問題が解決されることを前提に考えることになっ た。

      1. コンセプトの提案(今回討議)
         提案するEVのコンセプトについて、意見交換を行った。
        • フルフラットシャシーを用いた乗せ変えボディー
        • インホイールモーター、BBF、ボギー輪採用によるフラットシャシー
        • バリアーフリー対策
        • その他EVでしかできないこと
        • 高級車
        • 生活形態の変化に対応
      2. アイディア図の作成(次回7/18までに各自作成)
         前回作成したアイディア図は、高級車等を意識しいなかったため、再度次回 7月18日までに各自アイディア図を描いてくることになった。
      3. デザイン図の作成(〜8月)
         7月に来日するゴッホさんに依頼予定。
      4. モデルの絞り込み(次々回9月5日)
         グループ討議によってモデルを絞り込む。
      5. クレイモデルの作成(〜11月)
         背戸さんに依頼?
      6. 設計図作成(〜1月)
         大久保さん他CAD経験者に依頼予定。
      7. 段ボール実物大モデルの作成(〜3月)
         全員参加による作業。作業場所は、柿崎さんのFASTEST・CLUBで 調整する。
      8. 成果報告書作成(3月)
      9. 発表(5月)
         ’99低公害車フェアーで展示及び発表。
    3. 小グループによる活動
       全体会議は、費用及び移動距離の関係で制限があるため、各地区で小グルー プの会を開催してはどうかとの意見があった。電子メール等で開催の案内を行 うことになった。
    4. 清水先生の研究報告
       清水先生から、現状の研究について報告があった。これまでフラットシャ シーを提案してきたが、最高速度を考えると車輪径の小径化に限界がある。下 記のコンセプトで設計し、段ボールモデル(常時約3名で2回作り直しを含め 約2週間)を作成したとのことである。
      • 車種:リムジン
      • 車長:6.5m
      • ドア数:8枚(VIP+警護者=従来別の車)
      • 車重:3トン
      • 車輪数:8輪
      • 最高速度:300km/h(最小タイヤ径:48cm)
  3. グループ討議内容報告
     グループの討議内容をまとめて、安林さんが発表を行った。
  4. その他
     最近のEVに関する研究は、めざましいものがあるため、P−start内 において、新技術調査研究を行うことになった。メンバーは電力供給グループ 員とし、アドバイザーは前田先生とのことであった。
  5. 今後の予定
     次回P−start:平成10年度2回7月18日(土)13〜17
          国立環境研究所大山記念ホール
     次々回P−start:平成10年第3回9月5日(土)13〜17
          国立環境研究所大山記念ホール

以上