P-Start Low Emission Vehicle Fair99 in Yoyogi

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低公害車フェア

P−Start成果発表・その2



成果発表会のつづき
各グループのテントに挟まれたところのステージです。
モモグループの一台・地球のかけら号
車にぶら下がろうという発想から生まれたコンセプト。 カーボンファイバーのパイプを組み合わせてフロントに自転車、リアに 一輪車でリアを駆動しています。 乗りこなすにはテクニックが必要。
スポーツレーシングカーの試作車
4輪独立制御の発想で作られた4輪駆動車。 ということは、右左で逆回転ということもできます。 が、タイヤのグリップのおかげで戦車のキャタピラーのようには 行きません。
造りは、鈴木エンジニアリング製なのでレーサーのクオリティーで 素晴らしくきれい。
ただホンダのDDWの馬力が足らないのは惜しいところ。 DDWは馬力の大きい新型が出るという噂は聞いているんですけど、 それだといいのだけど。
救急隊員、静かに待機中です。
さてさて、ついに実用車グループの出番
プレゼンターは見持さん。まずは実用車ということの経緯から。
あ、と言っている時に....
司会者倒れる!!.....
という仕込みです。そんなうまく倒れてくれる訳がない。
さっそく携帯電話で救急隊(偽)を呼びます。
あっという間に救急隊到着。 ストレッチャー(担架)は本物です。
救急隊の方に教わった方法で抱え上げ、ストレッチャーにのせます。
人間というのは意外とフニャフニャで抱えにくいものですが、一人は 患者の腕を曲げてつかみ脇から上半身を支え、もう一人が足を交差して組ませて 持ちます。これだと抱えやすいのだそうです。
今回患者さんが女性ということもあり、「重いぃー」と悲鳴を上げてはいけません。 しかし、本当の患者さんだと男性なら100kgを超えるような人もざらにいる訳ですから、 救急隊というのは相当な体力と腕力が必要な仕事ですね。
ストレッチャーの前後と、患者が横から落ちないように真ん中も一人で 動かします。
救急隊は3人のコンビで運用しています。
車の前から患者を乗せます。
これが今回のモデルの一つの特徴です。 今の救急車では前は運転席ですから前から乗り降りというのは不可能です。
積み込み中。
この実演では一人の隊員が女性でしたが、現実の救急の現場ではまだ力仕事が大きいため なかなか女性の職場進出が進まないというのが現状のようです。 しかし、患者さんは女性もいますし、また子供もいるわけですから、女性隊員の 必要性は現場の方もおっしゃっていました。
もっとも力を使わなくてはならないのは集合住宅の上階の患者さんで、エレベーターが 使えない場合。 階段を担架で下ろすか、それも無理なら背負って下ろすということです。 住宅の方の整備も進んでいかないと、女性隊員は増えないでしょうし、それ以前に 助かる命も助けられなくなります。

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HTML by Shiro Matsugara