Geneva Motor Show 2001

English page

71st ジュネーブモーターショウ

27th Feb. - 11 Mar. 2001

その4


28th Feb. 2001
階段を降りて、もう一つのホールへ。
プレスデーは、入場者が限られているのでそう混んでいる ことはない。 東京モーターショウは、お金を払えばプレスデーにも 潜入できるとのことですが、こちらは厳密にプレスと 関係者のみ。
日産のZコンセプト。
近いうちに、フェアレディーも復活です。 Zは、「poor man's Porche」と言われながらも、アメリカで 育ったスポーツカーですが、アメリカでスポーツカーの保険料が 高騰してから、事実上死んでいました。 日本ではGT−Rかもしれませんが、やはりZは日産を代表する クルマ。 個性的なZ32も私は好きですが、少し小さくシェイプアップして 復活する模様。フロントバンパーの評判は悪いですけど、 これで量産するとは思えないので、改良されてくるでしょう。
ホンダブースの地下に潜っていたインサイト。
「燃費世界一」を達成するためにホンダの意地で 作ったとしか表現のしようのないハイブリッドカーですが、 やはりプリウスと比べて2座というのは実用上不利なのか。 街で見かけませんから、売れているとは言えませんね。 このまま行くと「世界で3台しかない」などと陰で言われる マイナー車の烙印を押されてしまいます。もう少しがんばって欲しいところ。
シビックRのデカールバージョン。
濃いスモークを貼ってあるところを見ると、レース仕様という 訳ではなく、単なるシビックの3ドアかもしれない。
シビックの3ドアバージョン
ボンネットを短く、運転者を前進させスペースを有効に という実用性を強く意識しています。 5ドアを最初に投入しているのは、実用車としてのアピールでしょう。 ヨーロッパではマニュアル変速機が主流なので、スティックが ダッシュボードから生えています。 日本ではタイプR以外は、おそらく数が出ないのでマルチマチックしか選べない でしょう。 MTも用意して欲しいですよね。
ダイハツMOVEのハイブリッドバージョンEV-HII。
これも翌日には撤去。 プレスデーにしかありませんでした。 こちらは、プレスデーにも関わらず柵まで立てられていて 「このクルマには触れてくれるな」とばかりの状態。
残念ながら、私はそういうところに注目しちゃうんだもんね。 とはいえ、置いてあるだけなので詳細は全く分からず、プリウスの 小さい版であろうという推測まで。 ジュネーブでは謎のハイブリッド。
日本メーカーだけでなく、韓国メーカーも漏れなく出展。
日本国内では韓国車はほとんど入ってきて いませんが、ヨーロッパでは結構走っている。 日本でも売り出しているデーウのマチスはデザインの良さもあって 成功しているし、トリノではヒュンデイは日本車より 多いくらい走っている。 韓国車は、以前の日本車同様、「安かろう、悪かろう」を 脱却しつつありクオリティーを上げてきているので、 お買い得感はとても強い。
MCCスマートの屋根開きカブリオレバージョン。
スマートも販売始めから数年は停滞していたが、最近は このカテゴリーがヨーロッパ人に認められたのか、販売も それなりに好調。ジュネーブでは、三角のリアキャリアを背負っている スマートを沢山見かけた。
色々と紆余曲折があったスマートだが、新しいカテゴリーが マーケットに認められるには、やはり数年はかかる。 企業は、すぐに結果を求める傾向にあるが、信念を持って じっと我慢をしてきたスマートの成功は素晴らしい。
屋根を切って、タイヤを剥き出しにしたスマートのCrossblade。
日常的には使えませんけど、遊びクルマとしては良いですね。 ドア外してバーがついてますが、研究室のスマートもドア無いから、 同じようなバーで落ちないようにさえしておけばよいのか。 どうせなら両側ドア外して、バーをつけましょう。
メルセデスのAクラスの自称リモ。
17cmだけ後ろが長い、間延びしたAクラス。 Cのクーペも変てこなクーペに仕上がっていたが、 どうもここのところのベンツの派生車種の開発は、 ドンクサい。 そのドンクサさもベンツらしいといえば、そうなのかも しれない。まぁお客さんはベンツというだけで 付いてくるから、こんなものも出てくるのだろう。 そもそもAクラスはドイツ野郎にゃ小さすぎたってことか。 といって、延ばせばお客さんが満足するってものでもないだろうけど。
インドの自動車会社TATAのコンセプトカー Aria Coupe
これも実はI.DE.A社の仕事で、KAZの隣で作っていた。 もともとインドの国民車構想に乗っかってTATAの ハッチバックを開発したのもI.DE.Aなので、これも そのシャーシを使ってクーペボディーを乗っけた小さなクーペ。 I.DE.Aの仕事らしく、内装もキレイに仕上がっている。 I.DE.Aの仕事のうちで内装作りは、特によい。
電動屋根開きのデモをしていたFioravanti Volaという コンセプトカー。
一周してトヨタに戻ってくると、エスティマE-Fourが 全開中。
ボンネットを覗けば、当然ながらプリウスとそっくり。 同じシステムがフロントに...
で、種と仕掛けはリアにあるわけで、失礼して 後ろから下を覗く。
マフラーの奥にリアのモーターがデンとおはします。 このモーターってば、格好いいね。 アドバンスドDCの直流なんかは黒くて格好悪いんですが、 フィンつきアルミケースはシビレます。 リアのシステムは、思っていたより大きい感じがしました。 加速にはよさそう。

Back UP Next

HTML by Shiro Matsugara